からだは細い円柱状。分枝は見られない。和名のとおり岩から生えたひげのように一ヵ所からモサッと束のように叢生しており,帯状に群生する。多年生なので1年中観察される。干潮時にはカラカラに乾いて枯れたように見えるが,海水に浸ると元に戻る。切片を見ると皮層には小さな細胞が多数並び,髄層は大きく2層になっており,外髄層は壁の厚い無色の細胞が並び,内髄層には大きな無色の細胞が見られる。手触りは硬い。生体は濃褐色〜褐色。押し葉標本は台紙につかない。
高さ:5〜15cm 太さ:1mm
まれにイワヒゲの体上には1〜4mm程度の不規則な形状のボコボコとした塊が付いている事があります。 この塊はイワヒゲに付着する事の多いらん藻の一種の場合があります。
(参照:日本海藻誌 909頁)