緑藻の写真へ 褐藻の写真へ 紅藻の写真へ 海草の写真へ
前のページに戻る
 
銚子に生育する海藻・海草
和名で調べる
分類検索へ
トップに戻る
ネザシミル 海藻写真リスト
ミル目 ミル科
Codiales Codiaceae
Codium coactum Okamura
生育場所
ネザシミル 生態写真
生育 場所
低潮線付近から潮下帯の岩上
分   布
本州太平洋岸中部,九州北部,本州日本海岸南部
タイプ産地
千葉県根本
ネザシミル 生標本写真
(生標本写真)
ネザシミル 裏側写真
(裏側写真)
ネザシミル かたまり写真
(生標本写真2)
ネザシミル 生標本写真
(生標本写真3)
ネザシミル 枝拡大写真
(枝拡大写真)
ネザシミル 比較写真
(比較写真)
ネザシミル 小嚢写真
(小嚢写真)

からだは扁平・扁圧で,岩盤上に不規則な叉状に分岐しながら匍匐するように横に広がり,多数の個体が集まり不規則な塊状となることもある。分岐の腋は丸くなり,枝の先端は鈍円となる。裏面の所々から出す仮根糸の束で基質に付着したり,互いのからだに接着する。小嚢の長さは300〜450μm。円柱状で頂部が平らになる傾向がある。また,頂部からやや下がったところがくびれるように細くなっているのがみられる。手触りはしっかりとした固めで,表面は滑らか。生体は暗緑色から濃緑色。押しは標本は台紙に付かない。

ハイミルに似るがハイミルは分岐が見られず,下面全部で基質に固着している。モツレミルにも似るが,モツレミルは分岐した枝が上方にも伸び不規則な球状の塊となるが,ネザシミルはおおむね基質に這うように分岐し広がる。また,モツレミルはネザシミルより明るめの色合いをしており,手触りもやや柔らかく,表面もザラッとした感じになるが,小さな個体では見分けが難しい。

高さ:8〜13cm

【このページはまだ校閲・校正をしておりませんので今後大きく変更される事があります。参考としてご覧下さい。また、引用につきましてはご遠慮願います。】


*ネザシミルのすべての写真はクリックすると大きな画像が見られます。
写真 採集日 採集地 採集・撮影者 備考
生態写真 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀  
生標本写真 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀  
裏側写真 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀  
生標本写真2 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀 もとの塊の写真
生標本写真3 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀 塊をほぐした写真
枝拡大写真 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀  
比較写真 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀  
小嚢写真 2006/5/17 神奈川県三浦市 羽賀・羽賀 100倍

左にフレームが無い場合クリック

海藻海草標本図鑑 HOMEへ
『海藻海草標本図鑑』
制作:千葉大学海洋バイオシステム研究センター 銚子実験場 HP
当サイト内の文章および画像等の転載,再配布,全文および一部の無断引用はご遠慮願います。