からだは円柱状の主軸と扁平な枝からなる。付着器は糸状。数個体〜数十個体が密生する。枝の中央部は厚みがあり中肋状となる。枝は不規則に羽状に分枝し,枝の両縁や表面からさらに細かい小枝を多数出す。枝の先端は丸みを帯びており,厚さも少し薄くなる。細胞層をみると皮層には小さな細胞が密に並び,髄部は糸状細胞となる。手ざわりは硬く弾力がある。生体は濃紅色〜紅色。押し葉標本は台紙につかない。マクサやオバクサなどとあわせてテングサ(天草)と呼ばれ,良質の寒天の材料となる。
高さ:5〜20cm