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芹澤(松山) 和世 博士(水産学)

東海大学海洋学部研修員
海洋研究開発機構(JAMSTEC) 特任研究員


これまでの研究内容

卒論は茨城大学でブナ林の生態について研究しましたが,修士から海洋生物を相手に研究を行うようになりました。修士課程では,東京水産大学でカイゴロモ(緑藻,シオグサ科)がなぜ,スガイという巻貝の殻にしか生えていないのかという謎に迫るため,南房総の坂田と小湊でカイゴロモの基質であるスガイと戯れて過ごしました。博士課程では,カイゴロモが含まれるシオグサ科藻類の分類について研究するため,それらの外部形態や細胞内の形態,初期発生などについて観察を行いました。その後,東海大学でスサビノリの分子系統やゲノムサイズに関する研究に取り組んだ後,海洋科学技術センターで大型藻類を用いて海洋深層水の水質特性を調べる研究や,体中に特別な細菌を住まわせて自分自身はエサを取らないで生きているという不思議な深海生物であるシロウリガイやハオリムシなどについての研究に取り組みました。現在は深海生物の研究も引き続き行いながら,千葉大学海洋バイオシステム研究センターで大型藻類の生態学的研究を行っています。

 

学術論文

 

学術著書

(2004年 11月 現在)