カヤモノリ | 海藻写真リスト カヤモノリ目 カヤモノリ科 |
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Scytosiphonales Scytosiphonaceae | ||
Scytosiphon lomentaria (Lyngbye) Link |
からだは細長い円筒状で,一定間隔でくびれる。盤状の付着器から叢生し,からだは基部にかけて細くなる。分枝はみられない。からだは中空で,内部には気体が入っているので,冠水時には上の写真のように水中で立ち上がる。色素体を持つ小形の皮層細胞は2〜3層で,その内側に大型で無色の円形から楕円形の細胞が3〜5層並ぶ。直立した藻体は冬から春にかけて,ある短期間に非常に繁茂する。夏から秋にかけては盤状体となり,目立たずに岩上に生育しているという。手触りは柔らかい。生体は明るい褐色〜濃褐色。押し葉標本は台紙によくつく。食用とする地方もある。 カヤモノリ目の種類は,藻体として認識される巨視的な配偶体(半数体,n世代)と,微視的な盤状または糸状の胞子体(二倍体,2n世代)の異型世代交代を行う。 長さ:15〜30cm 太さ:3〜8mm |
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『海藻海草標本図鑑』 | |
制作:千葉大学海洋バイオシステム研究センター 銚子実験場 HP | |
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