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銚子に生育する海藻・海草
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ヒジキ 海藻写真リスト
ヒバマタ目 ホンダワラ科
Fucales Sargassaceae
Sargassum fusiforme (Harvey) Setchell
生育場所
ヒジキ 生態写真
生育 場所
潮間帯下部の岩上
分   布
北海道南部,本州太平洋岸,四国,九州,
本州日本海岸中・南部,南西諸島
タイプ産地
静岡県下田
ヒジキ 生標本写真
(生標本写真)
ヒジキ 付着根周辺写真
(付着器周辺写真)
ヒジキ 枝接写写真
(枝接写写真)
ヒジキ 生殖器床写真
(生殖器床写真)
ヒジキ 葉写真
(葉写真)

ヒジキ 生態匍匐写真
(糸状根写真)

からだは円柱状で主軸から多くのプリプリした枝や小枝を出す。枝や小枝も円柱状であるが,中央部でやや膨らみ,中空になって気胞となるものもある。波当たりのやや強い岩上に匍匐する糸状根で岩上に着生する。春にはナタの様な形をした葉が,基部近くにみられることがある。春から初夏にかけて岩上を完全に覆い隠すように繁茂し,生殖細胞(卵や精子)を放出した後は枯れて,直立部は消失するが,岩上に匍匐した糸状根は生残する。そのようにして糸状根は7〜8年生き続けるという。食用に刈り取っても,糸状根が生残っていれば翌年には新芽を出す。生体は黄褐色〜琥珀色。

長さ:15〜90cm 太さ:3〜4mm

ヒジキ刈り風景
(ヒジキ刈り風景:千葉県鴨川市)
『食品としてのヒジキ』
    
ヒジキはコンブワカメと並んで日本で古くから食べられてきた海藻である。最近では韓国などでロープに数センチに切ったヒジキを差し込む方式の養殖が行われている。収穫されたヒジキは,茹でた後,乾燥させてから出荷することが多いが,地方によってはアラメカジメとともにじっくりと煮て,うまみを吸収させてから乾燥させて出荷する。このようにして我々が食べる”食品となったヒジキ”は,黒色となるのである。

*ヒジキのすべての写真はクリックすると大きな画像が見られます。
写真 採集日 採集地 採集・撮影者 備考
生態写真 2006/3/29 千葉県鴨川市 羽賀・羽賀  
生標本写真 2006/4/14 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
付着器周辺写真 2006/4/14 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
枝接写写真 2006/4/14 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
生殖器床写真 2004/7/15 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
葉写真 2004/7/15 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
生態匍匐写真 2006/4/28 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  

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『海藻海草標本図鑑』
制作:千葉大学海洋バイオシステム研究センター 銚子実験場 HP
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