海藻図鑑フクロノリ

	フクロノリ	海藻インターネット写真図鑑カヤモノリ目　カヤモノリ科
	フクロノリ	Scytosiphonales Scytosiphonaceae
	Colpomenia sinuosa (Mertens ex Roth) Derbès et Solier

生育場所

分布域の説明

（生標本写真）

（生標本写真２）

（生態写真２）

からだは膜質で中空の袋状で，表面は波打ち，シュークリームのような不定型の球形を呈する。直径２０ｃｍ程度まで生長する。地域によっては海底を覆うほどに群生する事がある。手触りはやや硬いが，もろく，力を加えると簡単に裂ける。生体は褐色。押し葉標本は台紙に付きにくい。

形態的にはネバリモやカゴメノリに似るが，ネバリモは潰すと内部が粘質であり，カゴメノリは体に大小の穴が多数空いていることなどから区別がつく。

大きさ：５～２０ｃｍときにそれ以上

（裏側の写真）

『フノラン』

最近ではフクロノリ抽出物(フノラン)と記載されている食品添加物が，虫歯予防効果のガムなどの成分表示に載っていたりします。フノランは最初は紅藻マフノリやフクロフノリから抽出された多糖類であり，昭和５０年頃までは大量に生産され身近に使われていました。

取材協力：（株）ロッテ

＊フクロノリのすべての写真はクリックすると大きな画像が見られます。


	『海藻海草標本図鑑』
	制作：千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場ＨＰ
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