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銚子に生育する海藻・海草
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カサノリ 海藻写真リスト
カサノリ目 カサノリ科
Dasycladales Polyphysaceae
Acetabularia ryukyuensis Okamura et Yamada
生育場所
カサノリ 生態写真
生育 場所
潮間帯中部から低潮線付近およびタイドプール
分   布
南西諸島
タイプ産地
琉球
カサノリ 生標本写真
(生標本写真)
カサノリ 生標本写真
(生標本写真2)
カサノリ 生標本写真
(生標本写真3)
カサノリ 傘状部写真
(傘状部写真)
カサノリ 傘状部裏側写真
(傘状部裏側写真)
カサノリ 傘状部拡大写真
(傘状部拡大写真)

カサノリ 生態写真
(生態写真2)

からだは仮根部,柄(茎状部),カサ(傘状部)からなり,細長い円筒状の柄の上に,放射状に筋のある中央が浅くくぼんだ皿のような円盤状の傘状部がのったような,皿回しの皿と棒を連想させる形態で,何本も叢生する。成熟するとカサは,多くの配偶子を詰めた球状の包嚢をさらにたくさん詰めた袋状のもの(子嚢)が54〜59個並んだ構造となる。カサノリの仲間としては大型で,日本固有種である。巨大な単細胞生物であり,カサの除去実験や柄の接ぎ木実験は有名である。カサは柔らかい手触りであるが石灰質が沈着した柄は多少カサカサしている。生体の傘状部は黄緑色から鮮緑色であるが,柄は石灰質を沈着して白い。

属名Acetabulariaはラテン語の「acetum(酢)+abrum(支持台・入れ物)の縮小形abulum」からできた「acetabulum(酢を入れる小さな容器=皿)」に由来する。種小名ryukyuensisは,タイプ産地である琉球にちなむ。

大きさ:4〜8cm 頂部の直径:1〜1.5cm


*カサノリのすべての写真はクリックすると大きな画像が見られます。
写真 採集日 採集地 採集・撮影者 備考
生態写真 2008/12/13 沖縄県糸満市 羽賀・羽賀  
生標本写真 2008/12/13 沖縄県糸満市 羽賀・羽賀  
生標本写真2 2008/12/13 沖縄県糸満市 羽賀・羽賀  
生標本写真3 2006/3/下旬 沖縄県国頭郡 平野研・羽賀  
傘状部写真 2006/3/下旬 沖縄県国頭郡 平野研・羽賀  
傘状部裏側写真 2006/3/下旬 沖縄県国頭郡 平野研・羽賀  
傘状部拡大写真 2006/3/下旬 沖縄県国頭郡 平野研・羽賀  
生態写真2 2008/12/13 沖縄県糸満市 羽賀・羽賀  

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『海藻海草標本図鑑』
制作:千葉大学海洋バイオシステム研究センター 銚子実験場 HP
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