緑藻の写真へ 褐藻の写真へ 紅藻の写真へ 海草の写真へ
前のページに戻る
 
銚子に生育する海藻・海草
和名で調べる
分類検索へ
トップに戻る
エビアマモ 海藻写真リスト
オモダカ目 アマモ科
Helobiales Zosteraceae
Phyllospadix japonicus Makino
生育場所
エビアマモ 生態写真
生育 場所
低潮線から潮下帯にかけての岩上
分   布
本州太平洋岸・茨城以南,本州日本海岸・新潟以南,九州
タイプ産地
千葉県安房郡天津小湊町
エビアマモ 生標本写真
(生標本写真)
エビアマモ 花写真
(花写真)
エビアマモ 辺縁部写真
(辺縁部鋸歯写真)
エビアマモ 横断切片写真
(横断切片写真)
エビアマモ 生態写真2
(生態写真2)
エビアマモ 生標本写真2
(生標本写真2)

からだは非常に細長い葉と地下茎からなり,主に岩礁域に生育する雌雄異株の多年生の草本である。葉は非常に細長く,先端はわずかに凹む。3本の葉脈(維管束)が葉の先端から基部まで平行にスジのように見える。葉の縁には顕微鏡的な鋸歯を持つ。葉の下方は長い鞘状となり,何枚かの葉が集まって茎へと続いている。春には茎から短い柄を出し,その先に花をつける。押し葉標本はやや黒くなる。葉の表裏には紅藻無節サンゴモ類のモカサがしばしば着生している。

エビアマモ 生態写真3
(生態写真3)

学名のPhyllospadixは男性名詞で,葉の基部に花序が埋まっていることを表すギリシャ語の「phyllon(葉)+spadix(肉穂花序(にくすいかじょ))」に由来する。種小名「japonicus」は男性形で,「日本の」の意味。

銚子では同じ岩礁域に生育する海草にスガモがあるが,その葉は本種より太いので,区別できる。また,銚子ではスガモが圧倒的に多く生育しており,エビアマモは非常に少ない。

葉の長さ:25〜55cm 幅:2〜3mm


*エビアマモのすべての写真はクリックすると大きな画像が見られます。
写真 採集日 採集地 採集・撮影者 備考
生態写真 2005/1/11 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
生標本写真 2004/7/3 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
花写真 2004/7/3 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
辺縁部鋸歯写真 2004/7/3 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
横断切片写真 2004/7/1 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
生態写真2 2005/8/20 千葉県鴨川市 羽賀・羽賀 タイプ産地
生標本写真2 2006/4/3 千葉県銚子市外川 羽賀・羽賀  
生態写真3 2007/5/4 千葉県鴨川市 羽賀・羽賀 タイプ産地
千葉県鴨川市=旧 千葉県安房郡天津小湊町

左にフレームが無い場合クリック

海藻海草標本図鑑 HOMEへ
『海藻海草標本図鑑』
制作:千葉大学海洋バイオシステム研究センター 銚子実験場 HP
当サイト内の文章および画像等の転載,再配布,全文および一部の無断引用はご遠慮願います。