海藻図鑑ニッポンソゾ

	ニッポンソゾ	海藻写真リストイギス目　フジマツモ科
	ニッポンソゾ	Ceramiales Rhodomelaceae
	Laurencia japonensis Abe et Masuda

生育場所

分布域の説明

生育場所	：	潮間帯下部
分　　　布	：	本州太平洋岸，本州日本海岸中・南部
タイプ産地	：	－

（生標本写真）

（生標本写真２）

（枝拡大写真）

（表面観写真）

（横断切片拡大写真）

からだは円柱状で，枝を３方向に出す。枝は上方になるにつれて短くなる。主軸の基部から糸状根を発出する。生きている皮層細胞では，左の写真のように「サクランボ小体」と呼ばれる丸い油滴のようなものが各細胞内に１個づつ観察できる。髄層は無色の大きな細胞からなる。ミツデソゾに似た特徴を持つが，ミツデソゾは緑に近い色を呈しているのに対し，本種は赤みがかった暗紫色をしている。手触りは軟骨質で弾力がある。

高さ：１０～２０ｃｍ

＊ニッポンソゾのすべての写真はクリックすると大きな画像が見られます。

写真	採集日	採集地	採集・撮影者	備考
生態写真	２００４／７／１６	千葉県銚子市外川	羽賀・羽賀
生標本写真	２００４／７／１６	千葉県銚子市外川	羽賀・羽賀
生標本写真２	２００５／５／１１	千葉県いすみ市	羽賀・羽賀
枝拡大写真	２００５／５／１１	千葉県いすみ市	羽賀・羽賀
表面観写真	２００４／８／３０	千葉県銚子市外川	羽賀・羽賀
横断切片拡大写真	２００５／５／１１	千葉県いすみ市	羽賀・羽賀	４００倍

本種の同定にあたりご協力頂いた北海道大学総合博物館の阿部剛史博士に謝意を表します。
北海道大学総合博物館阿部剛史博士HP

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	『海藻海草標本図鑑』
	制作：千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場ＨＰ
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