からだは扁平膜質で幅のある線状。付着器は盤状で基部は短い柄を生じ,すぐに横に広がるようになる。また,基部付近からは長い匍匐枝も生じる。分枝は規則的な二叉分枝で,全体は扇形から円形に広がる。縁辺は全縁,枝端はヘラ形もしくは鈍円。枝同士が接触した部分では癒着していることもある。切片では皮層は小型細胞が1〜3層並び,髄層には大きな円形から楕円形の細胞が4〜8層みられる。手触りはセルロイド質でやや硬め。生体は淡赤色。押し葉標本は台紙にあまり付かない。
大きさ:5〜10cm