からだは薄い膜質で,枝や小枝は平面的に広がる。両縁から小枝を不規則に互生的に出す。小枝は左の拡大写真で見られるように,カギ状に巻き込んでいる。はっきりとした付着器はみられず,他の海藻(海草)上で多数の個体が塊のように絡み付いて密生している。生体は濃紅色〜紅色。手ざわりは非常にやわらかい。押し葉標本は台紙によくつく。
新日本海藻誌によると”生殖器官を形成したものは採集されたことがなく,胞子による生殖は確かめられていない”とある。ボツボツ(嚢果)のついたマキユカリを是非見つけたいものである。
大きさ:3〜5cm