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銚子に生育する海藻・海草
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 海藻の生育帯・分布域について

垂直分布

高潮線・・一番潮が満ちた時の海面
低潮線・・一番潮が引いた時の海面

飛沫帯・・高潮線より上の飛沫が飛ぶ所
潮間帯・・高潮線と低潮線の間
潮下帯・・低潮線より下の場所

タイドプール・・ 潮間帯にあり,潮が引いても海水に満たされている場所

海はいつも一定の水面の高さを保っているわけでなく,太陽や月の引力によって満ち引きを繰り返しています。 そのため,最も潮が引いたときの海面(低潮線)と最も潮が満ちたときの海面(高潮線)にはさまれた潮間帯と呼ばれる海にも陸にもなる変化の激しい場所があり,生態に大きな影響をあたえています。
潮間帯は高さにより大気にさらされる時間の長さが異なるため,さらに潮間帯上部・潮間帯中部・潮間帯下部と分けられます。 また、高潮線より上にあり常に海から出ているが波しぶきが届く所を飛沫帯(潮上帯)といい, 低潮線より下の常に海水中に存在する場所を潮下帯(斬深帯)といいます。
また、岩礁地帯の潮間帯には潮が引いていくときに取り残されたように海水がたまる所があり,そこをタイドプール(潮だまり)と言います。タイドプールは常に海水で満たされていますが, その高さにより環境条件が著しく異なるうえ,気象環境や地形的条件により塩分や水温が大きく変動する特殊な環境を形成してます。




また,日本は南北に長く,複雑な地形をしており,日本沿岸を流れる海流の影響も大きく受けるため,地域によって生育する海藻が異なってきます。そのため,潮の満ち引きによる垂直分布以外にも地域による水平分布(地理的分布)も考慮することが必要であり,当HPでは水平分布を左図のように表記しています。